ダヴィンチの研究所

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就職活動記録2

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一般的な面接の様子

 http://blogman55.com/blog-entry-57.htmlより引用

 

 

 

 

1・私の就職活動

前レポートにも記したように、私の就職活動は3月広報解禁、6月選考開始だった。しかし、私は4月には内定先が決定した。私は大手メーカーの開発職志望であり、技術系は特に選考が早い。近年は人材不足で、理系院生の人材はさらに不足している状況が見て取れる。私の就活した感じだと理系院生の場合、marchあるいは地方中堅国立以上の大学である・成績は上位1/2以上・ある程度真面目にES書いて適性検査も努力、の3条件を満たせばまず1次選考は通る。文系では東大でも普通にES落とされるのにえらい違いである。私の場合、ESの通過率は9割に達した(適正検査は10割である)。現在のところ、理系院生はかなり就職しやすい。

さて、それでは順に私の就活に関連する行動を追ってみよう。

 

2・3月以前の就職活動

私が就活を意識しだしたのは高校生の時だ。中学の時はまともな部活動はやってなかったのだが、高校では部活動選びの時、帰宅部では就活に影響するかもって思って戦略的に選んだものだ。某運動系?の部に所属し、3年間全うした。実際、ちゃんとやってよかったと思う。特技欄に書くことを増やすことはできた。

大学は学業中心の傍らサークル、アルバイト。

真剣にそれらしいことを始めたのは大学院1年4月となる。来年の就活を見据えてまずはインターンへの参加を検討した。当初からメーカーあるいは研究所への志望が高かったため、その辺でインターンがないか探した。早期に応募できるインターンに「JAXA」がある。4/20くらいにはもう締切っちゃうなどかなり早い。4月なったらES考えて出してしまおう。ちなみに私は考えるのがだるくて前日にばーっと適当に書いて出した。今見てもひどい文章で、結果は当然落選。しかし、まずはこの「書いてみる」「応募してみる」意気込みが大切だったと思う。1年後、私はこの「JAXA」のESには通過できている。

そして当時はJAXAからの悲報を受け取った後は、6月からのインターン応募に備えた。

マイナビリクナビが次年度に切り替わり始めるのが6/1からだ。そして応募も始まる。超大手メーカーはだいたい6/20-7/1くらいが締切。インターン実施時期が技術系だと2週間、しかも結構被るw

だから被らないように応募するのも大変だし、両方受かって片方辞退するのも嫌だし、応募先の選定にはわりと時間を要した(インターン辞退は本番辞退を憂慮されるため危険、インターンは選考とは関係ないと唱っているがそうでないところも少なくないだろう)。そんな中、私は6社ほど超大手メーカーに応募し、2社がES通過した。インターンの倍率は極めてと高いと聞いているが30%はまずまずだろう。1社目のM社は人生で初めてのちゃんとした面接ということもあり、緊張した。しかもほとんど対策という対策が面倒くさくてできておらず暗記したことを棒読みで話す(面接で暗記したことを話すのは愚策である、面接テクについては次レポートでいずれ)、想定外の質問には対処できずと散々であった。しかしインターンの面接だというのにこの会社の面接は実に本番の1次面接級の厳しさであった。色々研究や応募テーマ・理由について深く聞かれた、こえーw。M社は残念ながら落選した。

このままでは1社もインターンに行けないと焦ったため最後の1社は頑張り、無事、T社で通過することができた。ここの面接は楽な面接で、聞くことはオーソドックス、緊張を和らげるアイスブレイクにも積極的で学生をしっかり見てくれた、非常に好印象である。

私は8月2週間ほどT社にてインターンを経験した。初めて技術系の仕事に携わったが、新しいものが多くわくわくしたし、大企業ならではの良好な設備には目を見張るものがあった。PDCAの回し方、仕事の雰囲気、働くことのライフサイクル、発表・説明スキルなど学習した点は非常に多かった。2週間程度のインターンシップなら積極的に学生は参加すべきであると思った。

 

その後、インターン参加に満足したのか、秋は1社だけI社のESを出し落選。そのほか、冬(12-2月)はS社やH社、Y社の1-2日インターンに当選・参加したのみであった。

 

12月になると、夏インターン参加だけで満足は危ういと感じ、積極的にお試しで選考を受けようと考えていた。そこで12月にまずは外資のA社を応募。

説明会・グループディスカッションに参加。そこそこ自分の意見を述べ、相手の意見を聞く。だけにとどまらず、しゃべってない相手がいたらその人に話すことを促す、あるいは自分の意見に反対がいないか反論を促すなど、GDにおいてはこの「促す」という他社への配慮も個人的には重要であると思う。それをしてきた私は実はGDに落選したことはない。「促す」ことは重要なのかもしれない。

その後、1次面接に参加し、合格。かなり間が開いたが3月に最終面接があり、これに合格して内々定した。

 

なお、TOEICの対策も6月くらいから行っており、12月には最も良い得点を得られた。3月に受けるのは時間的に厳しいため、TOEICを最後に受けるのならば12月か1月がよいだろう。

 

また1月には志望業界ではないがIT系のS社の専攻に応募した。ESを提出し、2,3月に1次面接、2次面接とあり、偽りの志望動機をごり押しすることによって見事通過した。

しかし、3次面接において3月であったためこんな練習企業の面接に付き合ってられる時間も少なく、5分遅刻・志望動機の穴を突かれる・プログラミングの課題が全くできなかったの3点攻めによって敗北を喫した。お祈りされてしまったのである。

適性検査対策は1月より前にもインターンや練習企業で少し行っていたが、本格的に本を一冊取り組んだのはこの時期からである。 

 

2月には某K社に応募。説明会、1次面接と通過。しかし、ここの2次面接は鬼門で有名であり、特殊な面接・質問の前になすすべなく撃沈、お祈りを頂く。しかし良い面接練習にはなった、おかげで面接にはほとんど緊張しなくなった。

また、2月からは大企業がOB訪問会という名の早期説明会を行ってくれ、5-6社程度それに参加した覚えがある。場所によっては懇親会で開いてただ飯をこしらえてくれる。おっと、こんなことは言ってはいけないのだ。

ベンチャー企業の集合説明会(5-6社合同)にも就活イベントで参加したが時空の無駄だった。私はやはりベンチャーの気質に合わず、朝早くから5時間くらいかかった割には得られたものは皆無だった...

 

.......とまあこんな感じで3月を迎える。

インターンはよい社会経験であると同時に、通過すれば大きな自信が得られる。実習で評価してもらえればさらなる自信につながる。社会人と関われるのは重要。面接対策もできる

・練習企業のおかげで適性検査対策・ES・面接練習はできた。外資、IT系は早いのでお勧め。ベンチャーでもよいが、高みを目指すなら大手で早い会社の方がいいかもしれない。

※実はirootsという逆スカウトサイトにも登録していたが、全くスカウトが来なかった。いや、1回だけベンチャーから来たんだが行く気が起こらずテンプレで断ってしまった。断ると断った事実も見られるのかな...

 

3・3月の就職活動

さて、いよいよ3月にマイナビリクナビも更新されて就活広報が解禁した。一斉にプレエントリー、とまあそうなんだがここで注意すべきことがある。

「志望度の高い会社はマイナビリクナビを使わずにホームページから直接登録する」

ことである。なぜか?マイナビリクナビから応募すると、時間差が生じ、企業によっては2-3日後に登録の案内がまとめて送られる。この2-3日の間に説明会やらイベントやらが満席になるリスクがある! まあそれを考慮して枠を追加してくれる場合が多いが、とにかく早く、1日でも早く様子を見たい企業があれば、マイナビリクナビは使わないことを勧める。

私は志望度の高い5社ほどはホームページ、他はマイナビリクナビを利用した。そんな感じで3/1の昼までには15社ほどプレエントリーした。

最終的にはプレエントリした会社は53社、エントリーした会社は32社だった。多すぎ!!www

私は心配性であったため、かなり多い。理系院生は2-30社しかプレエントリーしないらしい。だが、駒が多いに越したことはないのだ。業界は超大手メーカー(時価総額1兆円以上)、大手メーカー(時価総額1兆円未満)、インフラ・エネルギー、ITのみ。文系の業種・業界には一切出さなかった。事実上、大手病といわれるかもしれんが9割方大企業のみに絞った就活だった(数社だけ子会社or中堅企業もあった)。

 

直ちに説明会・イベントの予約が可能となったため、3月初週は予約・参加に追われた。また、学内説明会も多く開かれたためそれにも積極的に参加した。学内説明会では推薦応募の仕方などの重要情報も耳に入る。推薦応募の求人票の確認なども大学事務所にて積極的に行った。

そう、理系院生の就活で重要なのは「推薦」の存在である。推薦応募とは、企業側が大学に求人を出し、各大学に欲しい人数を指定してくるものだ。通常の応募は「自由応募」という。文系は全員がこの自由応募だ。同じ大学でも学部学科によって様相は異なる。物理系の場合、以外と幅広く豊富で超大手メーカーからIT・金融に至るまで多様である。機電系じゃないと就活は厳しいとか噂で聞いていたがそれはどうやら出鱈目だったようだ。

しかし、向こうから求人を出してくる割には推薦は全通ではない。大学によって企業が設定している割合も異なるとは思うが、落ちることも十分にあり得る。文系の自由応募よりは楽だが、気を抜いてるとニートになりかねない。

また、推薦応募には利点・欠点がある。

〇利点

選考過程の内、1次免除や2次免除などがあり、自由応募よりも通過する可能性が高まる。

〇欠点

・推薦応募として応募するためには一般的には大学推薦状ないしは教授の推薦状(大学推薦状は発行が遅い場合があるため)が必要である。この書類を提出して内定してしまうとその会社に入社することは絶対となる。これを辞退した場合、大学には来年度から求人が来なくなる、教授との関係の断絶が懸念される。この窮地に陥っても修士論文で合格・終了することはできるかもしれないが、できなくなるリスクも場合によっては高まる。基本的には推薦状を提出したら辞退はできないと考えなければならない。

つまり、推薦を受けられる会社は1社だけということになる。合格するかも分からないのに1社だけとはひどい!!もし落ちたら人気のある会社の推薦枠は埋まり志望度の低い会社へ行く羽目になる。。。

・推薦の求人が出ている会社には自由応募ができないことがある。たとえ応募したとしても落選確率が極めて高いこともある。そう、推薦応募の求人がたくさんあることはうれしいことである、がしかし、逆に言えば応募できる会社の数が極めて少なくなっている。優良企業からの推薦が多いほど、逆に保険にできる優良企業が少なくなる。

 

とまあ推薦の利点・欠点を述べた。だが、推薦応募にはこの欠点を度返しする裏技がある。大学の学科・企業によって異なるとは思うが、私の大学の学科ではこの裏技が使えたのである。

大学及び学科・企業によっては推薦状を先に出さなくてもよいとするところがあるのだ!!つまり、選考を受けて内々定を得てから推薦状を出せばよく、推薦状を出すまでは辞退してもよいという会社だ。実はこのような会社は多数存在する。よく調べねばならない。私はこのような企業を後付け推薦企業と呼んでいる。どうしても行きたい企業が先付け推薦企業ならば、その1社に絞る必要がある。しかし、後付け推薦に志望度の高い企業があるならば断然有利である。私はこの後付け推薦企業を9社エントリーした。

また、次にエントリー優先候補となるのは、推薦の求人がない(=自由応募で不問)+志望度の高い大手である。私はこの企業群を自由可能企業と名付けていた。私はこの企業群には17社エントリーした。

そして、残りが推薦求人あるけど自由応募+志望度高め大手or志望度の低い企業で固めた第三軍の企業でこれが6社ほどエントリー。計32社である。

 

さて、話は戻るが3月初週はそんなこんなで予約、参加、推薦確認、証明写真入手、髪型調整とかで終わった。あっという間だった。マイナビリクナビ主催の合説は無駄だと感じ、参加しなかった。短期決戦の近年の就活においてこの時期に業界業種も決めていないようではだめだ。せめて金融なのか、メーカーなのかとかは決めておこう。

3月2週目になると、学内の合同企業説明会がある。理系に特化した内容だったので他に興味を持てる企業が増えないか検証しに行ったが........

うーん、あまりためになった気はしない。40分くらいブースで企業説明・質問会をするんだがいまいち頭に入らないというか、やっぱ直接働く社員に座談会とかで聞かないとだめだこりゃ。全くためにならないとは思わないが、企業説明会の方が顔を売る・あるいは出席記録がつくのでそっちの方がよかった。10日くらいからES書かないとーって思い始める。

 

3月3週目では事業所見学、工場見学、説明会が連日続き、本命企業群に重きを置きつつどの企業を第一位志望にするか見定め、また同時ES適性にも追われた。18日は1次的なES適性ラッシュを迎えた。適性試験の対策なんてしている暇がなかった...のだが、いい対策の方法はある(それは次のレポートにまとめたい)。平日は朝から夕方までと続くケースが多く、家に帰ってもあまりESを書く気力は起きなかった。そのため、土日にいつも勢いよくESを書きまくっていた。

そして、3月第4週を迎え、25日あたりが再び第2次ES適性ラッシュとなった。24日にはテストセンター最高傑作が完成し、これ以上テスセンは受けなかった(INPEX, 野村総研あたりに通過したのでわりといい結果だったのは間違いない)。この時点ではまだ面接を受けた会社は早期選考の3社しかない。が、よい練習になったと思う。

面接練習がしたいのならば大陽日酸が3/10あたりに急に募集を始める面接練習会がおすすめだ。ホワイト企業である大陽日酸は毎年わざわざ学生のためにプロの面接官が面接の練習を小人数限定で行ってくれる。私はその情報を収集して参加するつもりでいたのだが、10時予約開始なのに寝過ごしてしまい、起きたときには満席だった。まあ、早期選考である程度対策していたから問題なかったが...

自信のない場合は参加してみると得られるものは大きいだろう。

最後に3/30もESラッシュだった。3/31までに32社中30社くらいのエントリーは完了した。

とまあこんな感じであっというまに3月は終わった。実に3月の流れは早い。しょっちゅう予約をしては変更・キャンセルなど被ることも多く、スケジュール調整は大変。スケジュール帳は用意しよう!(私はケータイのカレンダーにメモしていたが電話の時確認できないので控えよう、結局私は最後までスケ帳買うのがだるくてルーズリーフに雑多なメモを書くというひどい有様のままだったが...)

 

実際に就活してみて感じた、3月までにやっておいてよかった・やらねばならないことは以下の点である。

・適性検査対策(テストセンター、SPIwebtesting, 玉手箱, TG-WEB)は必ずやる!;テストセンターはできれば2月までに最高傑作を用意しておく(私は3/24とぎりぎりまで得点アップに努めてしまったが)、私が受けた企業の9割がたはSPIと玉手箱(テスセンとwebtestingは少し違うので注意)、TGwebは2社しかなかった

・プレエントリーする企業の選定;3/1になった瞬間にはどの企業にエントリーするかのリストを志望グループ順にある程度まとめておくこと。特に志望度の高い企業についてはよく意識しておくこと。

・推薦応募の場合、どの企業を推薦で受けるのか、昨年のデータなどから把握しておくこと。どれが後付け推薦かの情報も入手できるとよい。

・ESの志望動機は何社も書くのは大変だ。実際に説明会などに出てみないと分からないケースもある。そのため、志望度の高い数社の志望動機+学地下+長所短所+自己PR+会社選びの軸+趣味・特技・資格とかは書けるように事前に準備すべし。

TOEICは高いほど有利。とれるなら800以上あるとよい。直接面接で話のネタにされたことは少ないが、そこそこ高いと聞かれることはある。話のネタを増やせるのは有利。グローバルネタにも対応できる。理系でTOEICが高いと比較的重宝される傾向はある。

インターンにはできる限り参加すべし。2週間くらいのがあると大きい。その企業に顔が売れる、てだけでなくインターン経験が面接の話のネタになったりする。ESにも経験の有無の欄があったりする。ワンデイでも何回かいけば多少は顔が売れる印象はある。そのほか、サークル、アルバイトも話のネタにはなる。

※なお、就活中の研究の話を全く書かなかったが、私の研究室は非常に寛容であったため、研究室にはこの期間2-3回しかいかなかった。全て後輩に投げて私は就活に取り組んでいた。まあ人生の選択の場面であるため当然である。研究室は就活に寛容なところ+ある程度興味の持てるところ+就職実績の高めなところ(見学くらいではなかなか分からない、先輩の知り合いもいないというケースが多いので、教授が企業出身か否かとかである程度判別が利く。企業出身の人は就活寛容・実績豊富の可能性が高い)がベストである。